はい、どーもたつたつです。
今回は、立命館アジア太平洋大学の学長 出口治明さん著の
という本を読んだので、
- 印象に残ったこと
- 新たに学べたこと
などなどを書評・要約と共に紹介していきたいなと思います。
『働く君に伝えたい「お金」の教養』 書籍の紹介
大学生の頃、八木ペーさんのブログを僕はよく読んでいました。
その時に、おすすめの本として紹介していたのが、「働く君に伝えたい「お金」の教養」でした。
この本では、特に働く20代の人達に向けて、
- お金の不安はどうして起こるのか?
- お金を使うことについて
- どれくらいお金を貯めればいいのか?
- 投資をするなら何から始めるのか
- お金を稼ぐ
などなどについて、ライフネット生命を起業した出口さんならではの切り口で、アドバイスをしています。
出口さんの正直な気持ち、アドバイスに自分自身もとても感銘を受け、出口さんの本をもっと読みたいと思って、色んな本を読み漁るようになりました。
それくらい、読みやすくて、ためになります。
ぜひ「働く20代」や「これから働きだす大学生」などは、おすすめかなと思います。
働く君に伝えたい「お金」の教養 印象に残ったこと抜粋・要約
1.お金をどうやって分けて使えばいいのか??
自分の労働の対価である給与をどう分けて使っていくのか。これは、「財産三分法」に当てはめて考えていきます。
手取りでもらったお金を「財布」「投資」「預金」の3つに振り分ける。財産三分法の考え方は以上です。
- 日常で使うお金=「財布」
- なくなってもいいお金=「投資」
- 流動性の高いお金=「預金」
引用:「働く君に伝えたい「お金」の教養」
お金のセオリーは、上記にある「財産三分法」
1.日常で使うお金=「財布」
これは、財布に入れておくお金で
日常に必要なお金を入れおく事がベストです。
2.なくなってもいいお金=「投資」
これは、このお金がなくても全然暮らしていく事ができる、お金のことを指しています。
貯めてても増えるわけではないので、自己投資、投資信託などに投資することを出口さんはお薦めしています。
3.流動性の高いお金=「預金」
これは、「財布を補充する」、「残ったお金を貯める」これらの役割を担っています。
そのため、いつでもお金を引き出せるようにする事が大切です。
これらの3つの特徴を理解し、給与明細を見ながら、自分自身で管理する事が大切なのです。
2.お金は「貯める」よりも「使う」ことのほうが大切
僕は「貯める」や「殖やす」よりも、「使う」ことのほうがずっと大切だと思っているのです。
お金は、人生を楽しくするための手段、ツールであるということ。つまりお金そのものに価値があるのではなく、何かと交換したときに、はじめて価値が生まれるということです。
引用:「働く君に伝えたい「お金」の教養」
出口さん流お金を使うルール
出口さん流のお金を使うルールは、「楽しいかどうか」。
これは、お金を使うことを「すごく楽しいこと」と考えており、「使うことこそがお金の本質」だと思っているからです。
例えば、学生の頃海外に行った際は、安宿ばかり泊まっていたそうなのですが、「その旅のなかで一回だけはその街の一番いいホテルに泊まる!」
ということを決めていたそうです。
大学生の貯金なんて、将来から見たらこれぽっち
3,お金を使って経験を積むなら「若い方がいい。」
「同じお金を使って同じ経験を積むのなら、少しでも若い方がいい」ということ。そのほうが「豊かな経験」になりやすいのです。
体力と気力があるときに使う3万円と、衰えてきたときに使う3万円とでは、前者のほうがずっと濃密な体験ができるのです。
引用:「働く君に伝えたい「お金」の教養」
なぜお金を使って経験を積むなら、若い時のほうがいいのか
出口さんの考えとしては、「人・旅・本」が人生を豊かにしてくれると考えています。
例えば、その中でも旅で考えるとわかりやすいです。
時間もお金もある60代・70代にいろいろな国を周ろうとしても、体力的にキツくなり、有名な場所だけに限定することになってしまうかもしれません。
でももし、体力と気力がある20代のうちに色々な国を周れば、体力的にきついバスでの移動もへっちゃらだと思うし、さまざまな旅での出逢いを通して、その後の将来が変わるかもしれません。
だからこそ「同じお金を使って同じ経験を積むのなら、少しでも若い方がいい」
のです。
4.「お金を貯める」より、「給与を増やす」ことのほうが大切
みなさんが最低限蓄えるべきお金とは、万一の時のセーフティネットなのです。「貯める」お金は「すぐに使える」お金でないといけない。
コツコツ貯蓄を積み立てるより、それこそ毎月稼いでくる「給与」そのものを増やすほうが大切です。
引用:「働く君に伝えたい「お金」の教養」
将来のためにいくら貯めればいいのか?
「将来のためにいくらお金を貯めればいいのか?」
これは、万が一のときのセーフティネットとして、最低限蓄えるべきお金であればいいので、わかりやすい目安で言うと、「手取り1年分」。
この金額さえあれば、万が一入院することになった、仕事をクビになったという事があってもなんとか暮らせます。
そのため、それくらいの貯蓄は必要なのですが、
「出口さんはいくら貯めるかよりも、毎月の給料を増やすほうが大切。」
と述べています。
これは、想定外が起こる社会で、退職後などひとり一人がどれだけお金が必要なのかなんて誰もわからない。
だからこそ、毎月入ってくる給料を増やして働き続けたほうが、貯金を崩して生活するよりもずっと安心だからなんやで。
5.投資の基本は、「自分への投資」
投資には2種類あります。「自分への投資」と「お金(金融商品)への投資」です。
実は、僕がほんとうに伝えたい投資の基本は、「自分への投資」。自分に投資をして、いまのみなさんが持っている価値を何倍にもすることです。
引用:「働く君に伝えたい「お金」の教養」
なぜ、自分への投資がもっとも価値があるのか?
投資といえば、FX、株式投資、仮想通貨などなど。
ただ、100万円をせっせと運用しても2億円にすることなんて余程のセンスのあるデイトレーダーしかできないと言われています。
なぜなら、投資というものは、もともとお金がある程度ある人がやって価値が出てくるものだから。
それよりも、自分に投資をして、
例えばプログラミングを学んでそれを仕事に活かして給料を何倍も上げたり、英語を勉強して仕事の幅を広げたりするほうが、
結果的に何倍にも価値を上げる事ができる可能性があるのです。
コツコツ手元にある100万円を運用するのもいいけど、
将来2億円を稼ぐ事ができるかもしれない価値がある自分自身に投資して価値を上げるほうが、遥かにいいんやで!!
全体を通して思ったこと『働く君に伝えたい「お金」の教養』
自分は、基本的に「お金を使うクセ」が全然ない性格です。だからこそ、小さい頃にもらったお年玉もほとんど使った記憶がありません。
でも、今回この本を読んで「めっちゃなんか損しているな〜」って感じました。
特に貯まったお金を自己投資に回して、もっとお金が貯まるように収入を増やしてしまえば、お金を使う我慢をする必要がなくなるからです。
あと
若い時にしかできない貴重な経験を、お金使わなければ老後に残していても後悔するな
と感じたからです。
だからこそ、今回の本を読んでもっとお金を使っていきたいなと思いました。
【書評・要約】『働く君に伝えたい「お金」の教養』 まとめ
今回は「働く君に伝えたい「お金」の教養」という本を読んだので、
- 印象に残った5つのポイント
を書評・要約と共に紹介しました。
ぜひ、この記事が参考になれば嬉しいです。
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